[ CREATOR'S SNAP #6 ] ”デザイナーSHINJI I.to.U”-意識下の意識 Vol.2

 
SHINJI I.to.U 
1990 年三重県四日市出身。Chill で気持ちのいい音楽をテーマに楽曲をはじめ、映像制作、空間プロデュースを総合的に行うライフスタイルレーベル Chilly Sourse 在籍、都内在住のデザイナー。WEBデザイナーとして会社に務める傍ら、楽曲アートワークやタイポグラフィ作品を生み出す。
2023年4月よりフリーランスデザイナーに。
 
INSTAGRAM : @shinji.i.to.u 
CREDIT:Day pajamas - KHAKI×ORANGE
CAMERA : @mayo.K
COOPERATION : @McLean OLDFASHIONDINER
@Warefaus
 

Routine of サウナー


ー制作をする上での意識的なルーティン、ライフスタイルみたいなことはありますか?

サウナです。週1、2で通っています。
蔵前近辺の銭湯や主に池袋のレスタにいっています。
そこがホームサウナです。池袋激アツですよ。
かるまるというサウナがすごい人気で、そこが客をとっているおかげで、レスタはまあまあ空いているんです。
精神的ノイズがあるとサウナの効果が半減してしまうので、混んでるサウナには行かないです。
あと本当は散歩をするとめちゃくちゃ思考が整理できるんですけど、最近は余裕が無くてあんまりできてないですね。
追われているときほど散歩した方がいいって、頭ではわかっているんですが、、

ー産みの苦しみ

どれだけ好きな仕事をしていても極限に追い詰められる瞬間っていうのはあって、
そうなるともう自分をコントロールするとかではなく、気合と根性みたいな話になってしまいますね。
その瞬間は苦しいんですよ、追われているし、所謂産みの苦しみはあるんですよ。
でも追い詰められないと生まれないものもあると思っているから、最近は意外に悪くないなと思っています。
毎日が気合いと根性の人に憧れはありますが、やっぱり休みや精神的な遊びが無いといいものは生まれないのかな、とも思います。
やることはやるけど、通常運転な日があって。
そのゆとりがあるからこそ、極限時はそのぶんの生命をそこにギュッと凝縮している感じがするんです。生きている感じ。
その感覚のジャンキーになってるところはあるかもしれないですね。
ーそのマインドで作られたものはどちらですか?

くらまえ もそうですし、
これ(下の写真)もそうです。
 
これはずっと一緒に動いている ニューリーというアーティストのジャケットです。ここら辺は命を振り絞ってます。
音楽のジャケットは自分の想像し得ない人々に届く、届いちゃう。良くも悪くも。
なので、作るときにハードルが上がってしまうんです。中途半端なものが作れないと思うと若干腰が重くなるというか。
本当はもう少し肩の力抜いていつも通りやればいいと思うのですが、毎回絞り出すようにやっちゃってますね。
このGOLFFのジャケットは、まずニューリーの友人が撮影した写真にPhotoshopで着色をしたもの、あとロゴを用意して、それらを紙に出力して、それを手でコラージュして、またそれをカメラで撮るという
デジタル→アナログ→デジタル  を行き来する手法で制作しています。
なぜならニューリー 自身がデジタルとアナログを行き来する制作スタイルだから。
 
 
ジャケットを開いた中面も、油絵で描いたものを写真を撮ってデータ化し、印刷しました。
ベースの演奏を得意とする彼の4弦を表現しました。
燃え盛るベースのイメージですね。
 
ー対話の中で教えていただきましたが、フリーランスになるきっかけは?
 
2年くらい前から、自分らしい働き方模索するために会社に提案をして週4勤務体制で働いていました。
契約上は給料も5分の4、求められるパフォーマンスも5分の4ではあるものの、周囲の人間が週5勤務をしている中で自分のパフォーマンスが落ちているような感覚を覚えました。
個人の仕事をもっとやりたいと思っていましたが、ここ一年どっちも 70%くらいになってしまっていて。中途半端に。
そうなった時に会社で 100%はやったことがあるから、やったことのない個人で 100%をやろうと思いました。
個人に振り切ることにしたのが理由の一つ。
もう一つの大きな理由が広告のデザインから少し離れてみようと思ったこと。
先ほど、自発的でない制作でもやることは変わらないと言いましたが、
自分が変わらないつもりでもやっぱりクライアントによってできることとできないことがあって。その難しさは感じていた。
個人の仕事も大半はクライアントワークではあるものの、対会社への発注ではなく最初から僕個人への発注という認識が相互にあるため、自分の世界観を広げやすいと感じていた。
後から振り返っていい仕事したなと思えるのは、自分の個性を落とし込めたもの。
それを単純にもっと増やしていきたいので、このタイミングでフリーになろうと思いました。
ーご自身の世界観を言語化するなら?
 
何を表現しているのかがわかることを大事にしています。
最近、パッと見で難解なものが好まれる潮流が来ている気がしますが、
深く見ても聞いてもわからないまんまのものには惹かれなくて。
ぱっと見は難解でも、一歩踏み込んでその作品を理解したときに腑に落ちて一種の快感が得られるもの、が最近の自分のテーマになりつつあります。

ーずっとみてられますね。

これも蔵前のここだよねとか静岡の葵区の紋章だよね
とか。ぱっと見はわからないけど、わかる。
これは自身の世界観かなと。

(男女4人の横顔が入り口になっている蔵前のアートなスポット「厩橋際公衆トイレ」)
ーパジャマ着てみてどうでしたか?
 
サイズ感や引っからない感じが心地いいです。
普段の服装も楽な格好が好きなので、とても良かったです。
あとは、基本的なことなんですけど、かっこいい方がいいですね。
人前に出ても大丈夫、というのは大前提かもしれません。

ー色や柄はどんなものがいいですか?


今の所、無意識に抑えめな室内着を選んでいる気がしますが、意外と派手でもいいかなって思います。

こうじゃなきゃダメっていうのはないですけど、
ルームウェアって自分の部屋との距離が近いじゃないですか?
内装に合わせるなら、派手でもいいんじゃないかなって思います。
ーコーディネートのポイントは?

基本楽な格好が好きなので、全部大きめの。
色は間違いなく、黒が合わせやすいと思ったんですど、
折角の機会だったので色があるものにしたかった。
一般的にないであろう組み合わせ願望があって、、、

デザインをやればやるほどセオリーが見えてきて、色の組み合わせもセオリーがあって。
どうしてもそれに寄りがちになることが多いと思うのですが、
セオリーにないけどバランスが取れているいい配色を見つけた時に個性が生まれると思っています。

洋服も自身の作品もそれを目指しています。

 

●EVENT●

【MAXXED OUT × Chilly Source MARKET】
3/26(sun)@下北沢 ADRIFT

NIKE AIR MAX の誕生を記念したイベント「MAXXED OUT」とのコラボレーションイベント。
本邦初公開となるグラフィックと共に AIR MAX との合同展示を開催します。
SHINJI I.to.U さんの作品も。

https://www.nike.com/jp/experiences/details/1677640634447

撮影協力:
@mclean_diner
McLean OLDFASHIONDINER

店内は白を基調としたアンティークな雰囲気もありながらもスタイリッシュな内観。インテリアは現代アメリカンとひと昔前のアメリカンを取り入れたお洒落な空間となっており、まるでニューヨークのアメリカンダイナーのような雰囲気を楽しむことが。おすすめは PEANUTS BUTTER AND EGGMAN BURGER。

@warenfaus
Warenfaus(ワーレンファウス)

Warenfaus は台東区蔵前のアトリエを拠点にしたファクトリーブランドです。 自分達の目の届く範囲でのモノツクリを大切にし、日本製にこだわったプロダクトを提案致します。 新しいものは古いものを、古いものは新しいものに価値を与える。